石原田園ギャラリー

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ギャラリー＆カフェ　石原田園ギャラリー

沖新田の東に位置する田園地帯にたたずむ白い建物。稲が植えられた田では緑のじゅうたんに乗っているようにも見えるのがアートギャラリー「石原田園ギャラリー」。

アートと聞くと堅苦しく、ハードルが高いイメージかもしれないが、ここでは生活の一部に美しいモノやお気に入りのアート作品を傍らに置くことで「うるおいのある生活」を楽しんでもらいたいというコンセプトを持って形作られた。

お気に入りのアート作品を身近に使って生活することの楽しさを知る「きっかけ」をくれるお店なんだ。

　お店は石原さんご夫妻が経営されている。ご主人は絵画を描かれ店内にその作品が飾られている。奥様はギャラリーを管理されており、カフェとしてドリンクサービスも担当されている。

肩の力を抜いたアートギャラリーはコンセプトを浮き彫りにする雰囲気と空気感がある。夫婦が共通の目的に向かって手を繋いで歩んでおられる姿はうらやましい限りだ。

「何でもいい」ではなくて少しでもいいから自分なりにこだわって気に入ったものを生活の中で使う楽しさを知ってもらいたい。これがご夫婦のお客さんへ伝えたいことなんだ。

絵画のコーナー

ギャラリーに展示されている絵画は、ご主人が実際にヨーロッパを旅されて気に入った古い町並みを描いた水彩画作品など。
　他にもいろいろな作家の木版画やパステル画、油絵などが展示・販売されている。日本の住宅に飾れるようにやや小ぶりなものが多い。店内に流れる音楽に耳を傾けながら展示されている絵画を見て回ると自然と気持ちもリラックスしてくる。やさしいタッチの絵たちに癒される時間を味わうことができる。

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やきもののコーナー

　ギャラリーに展示販売されている「やきもの」は作家さん達の作品。オリジナルデザインで高級なものというよりは、手軽に使えて日々の生活で利用できる作品を集めているんだ。
眺めて楽しむ「やきもの」ではなく、いいなあと気に入った物を買い求めてもらい、家で使って楽しんでもらいたい。ここにも石原さんの思いである生活にアートエッセンスを…がうかがえる

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布作品のコーナー

ギャラリーの大きな特徴は「ポジャギ」という韓国の伝統手芸品があることだ。布を大切にするポジャギの文化は素晴らしい。
ポジャギは物を包んだり覆ったりする時に利用される。ポジャギを初めて見た時石原さんは「ステンドグラスみたい」とすっかり魅せられた。石原さんが制作したものを販売している。お店もポジャギでアクセントがつけられている。
石原さんはポジャギ教室も開いておられ、レベルに応じた作り方のレクチャーを受けることができる。
他に作家さんの型染め日本手ぬぐいなどの布製品も展示・販売されている。

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田園にとけこむカフェスペース

　田園地帯にポツリとたたずむギャラリー。四季を通じてギャラリーの周囲はさまざまな色彩を楽しませてくれる。

稲が元気よく育つ頃は、緑のじゅうたんが広がり。稲穂が垂れるころには黄金色のじゅうたんに変わる。田園を吹き抜ける風はどこまでも心地よく、温かな日差しが差し込む窓の向こうを眺められる店内のカウンターに腰掛けると、至福の時間を味わうことができる。

景色を楽しみながら片手に暖かい飲み物があると最高だ。ギャラリーでは自家焙煎のコーヒー、紅茶、ほうじ茶がカフェサービスとしてラインナップされている。季節によっては白玉小豆、ぜんざいなどもメニューに加わる。

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