たこやき 一兵

本場大阪のたこ焼きが食べられるお店 たこやき 一兵

 沖新田の動脈である産業道路に、一台の軽自動車から、美味しそうな香りが漂ってくる。車の中で奥さんが汗を流しながら、たこやきを焼いてくれるお店、それが「一兵」だ。看板には「本場大阪」の文字がある。それもそのはず、店主の佐野さんは大阪にたこ焼き修行をしてきて、キチンと修業先の技を踏襲しているのだ。だから、岡山にあるたこ焼き屋さんの中でも、大阪たこ焼きを味わうことができる。

大阪たこやきとは、「外カリッと、内側トロリ」だそうだ。
アツアツのたこやきは焼きたてを一口で食べるのは自殺行為だ(笑)

だけど、ふーふー言いながら、頬張る食べ方も一兵のたこやきのうまさを楽しみ方のひとつだろう。

 店の女将さんは『佐野さん』。一年前からここ沖新田にお店を出している。
たこやきの本場はやっぱり関西、大阪。学ぶなら大阪以外には考えられない。
大阪でも有名なたこやきのお店の社長に雇ってもらい、大阪に住みながら業務を通じて、本場のノウハウを体で覚えた。

社長からたこやきの焼き方だけでなく、人との出会いを通じて、沢山の貴重な体験を大阪でしてきた。そのひとつひとつが今の一兵のたこやきの味を支えているのだと、佐野さんは言う。

一兵のたこやきができるまでを見てみよう<その一>

 一兵のたこやき作りの工程は実に豪快だ。熱くなった銅板の上に、ざっと生地を流し込んでいく、そして具をそこにこれでもかというくらいのせていくのだ。

一兵のたこやきの焼き方は実にシンプルである。強火で短時間で焼きあげ、外側を固めてコーティングを作る、これが中の具のうま味を逃がさないコツなのだそうだ。

一兵のたこやきができるまでを見てみよう<その二>

 具をのせ終わると、短時間で外側をカリッと焼き上げ、すばやくコーティングする。これは中身の旨味を外に逃さない。そして素晴らしい手付きで形を丸く整えていく。

 ここで一兵の盛り付けについても少し説明させてもらおう。
盛り付けにも一兵は大阪スタイルを忠実に踏襲する。大阪では『木舟』に盛り付けられて出てくるのがスタンダードだ。

一兵のたこやきができるまでを見てみよう<その三>

 さて、たこやき工程にもどるが、丸く形が整えられたら、中身の具に火が通る絶妙のタイミングで銅板からすばやく盛り付けに入る。
このタイミングが重要だ。外カリッ、中トロを実現するには、熟練した技術が必要になる。これは体で覚えた技でなくては真似はできない。

つま楊枝も大阪スタイルは少し長めのものを使うんだ。これにもちゃんと理由はある。中身がトロトロで、やわらかいので短い、つま楊枝ではうまく食べることができない。
だから長いつま楊枝で、すくうようにすると食べやすい。

『一兵のたこやきの隠し味は「愛情」。応援して下さっている方々みんなの「愛情」がつまっているんです。』佐野さんは今日も、お客様とふれあいながら、沖新田で美味しいたこやきを焼き続けてくれているんだ。

たこやきの味付けとトッピングも大阪仕込み

 一兵のたこやきは味付けも大阪スタイル、オススメは「塩ベース」。人気NO1だ。ピリ辛キムチ味がその次の人気だ。たこやきはソースがスタンダードだと思うが、塩味は意外にあっさりしていて、きっとハマること間違いない。
素材の味も楽しむにはソースで味をなぎ倒してしまうのでは感じることができないからだろう。

塩味でそっとスパイスを加えて、素材の味、焼き具合の香ばしさを感じる。塩による味付けは実に理にかなっているのだ。

トッピングも大阪のスタイルだ。取材時に特に驚かされたのは、スライスチーズを上にのせてトロトロになったチーズと一緒にたこやきを食べる独特のトッピングスタイル。これはあまり筆者も食べたことがなかった。最初は少し抵抗があったが、ひと口食べてみると、これがイケるんだ。

インフォメーション

住所 〒702-8005 岡山市中区江崎710−2敷地内駐車場
(駐車場)
行き方 2号線バイパス倉田交差点を南下、産業道路沿い、左手に『アイオー電機』が見えるとその敷地内駐車場の北側に軽バンが止まっています。
営業時間 11:00~18:00まで
火曜日は泉田ハピーズ駐車場にて営業
水曜日はハローズ江崎店にて営業
金曜日、日曜日は円山ハピーズ駐車場にて営業しています。

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